nAG Fortran コンパイラ 5.3.1 マニュアル

 
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11.6 既存の組込手続の変更 [5.3.1]

  • 組込関数 ACOS, ASIN, ATAN, COSH, SINH, TAN, TANH が新たに複素数型を受け入れるようになりました。 双曲線版と非双曲線版のこれらの関数と新たに追加された ACOSH, ASINH, ATANH は単純な代数上の関連があります。 例えば新しい COSH(X) は古い COS((0,1)*X) と同一であり、 新しい SINH(X) は古い (0,-1)*SIN((0,1)*X) と同一です。
  • 組込関数 ATAN は新たに ATAN2(Y,X) と同じ意味で ATAN(Y,X) の形式が利用できるようになりました。
  • 組込関数 SELECTED_REAL_KIND に第三番目の引数 RADIX が追加されました。 この引数で必要とされる実数種別の基数を指定します。 組込モジュール IEEE_ARITHMETIC の関数 IEEE_SELECTED_REAL_KIND にもこの第三番目の引数が追加され、 今後IEEE十進浮動小数点種別が利用可能となった時点でこれを指定できるようになりました。
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