nAG Fortran コンパイラ 5.2 マニュアル

 
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2.16 データ型

次の表はnAG Fortranコンパイラが提供するデータ型と対応する種別番号を示してい ます。 種別番号には“sequential”(デフォルト、-kind=sequential オプションによって明示も可)と“byte”(-kind=byte オプ ション指定時)の2種類の可能性があります。

型名 種別番号 種別番号 備考
(kind=sequential) (kind=byte)
REAL 1 4 単精度浮動小数
REAL 2 8 倍精度浮動小数
REAL 3 16 4倍精度浮動小数
COMPLEX 1 4 単精度複素数
COMPLEX 2 8 倍精度複素数
COMPLEX 3 16 4倍精度複素数
LOGICAL 1 1 1バイトロジカル
LOGICAL 2 2 2バイトロジカル
LOGICAL 3 4 4バイトロジカル(デフォルト)
LOGICAL 4 8 8バイトロジカル
INTEGER 1 1 8-ビット整数
INTEGER 2 2 16-ビット整数
INTEGER 3 4 32-ビット整数(デフォルト)
INTEGER 4 8 64-ビット整数
CHARACTER 1 1 ASCIIキャラクタ

Sun Solaris上でSunPro Cコンパイラを使用した場合を除くと、4倍長精度は実際に は“double double”精度である点に注意してください。これは倍精度のほぼ 2倍の精度を提供しますが、指数の範囲は小さくなっています。

F90_KINDモジュールには、番号の体系が“sequential”か “byte”かによらず種別番号の指定に使える名前付きパラメータが用意され ています。

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