nAG Fortran コンパイラ 5.2 マニュアル

 
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2.2 解説

nagfornAG Fortranコンパイラのことを意味します。それはFortran 77、 Fortran 90あるいはFortran 95で書かれたプログラムを翻訳し、実行可能プログラム、 再配置可能なバイナリモジュール、アセンブラソースファイル、あるいはCソース ファイルを生成します。

ファイル名に対するサフィックス(拡張子)がコンパイラが実行すべき動作を規定し ます。 末尾が‘.f90’または‘.f95’のファイルはFortran 90/95 自由形式のソースファイルとして、末尾が‘.f’, ‘.for’, ‘.ftn’のファイルはFortran 90/95固定形式(またはFortran 77)の ソースファイルとして解釈されます。 末尾が‘.ff90’または‘.ff95’のファイルはfppによるプ リプロセシングを必要とする自由ソース形式のファイルとして、末尾が ‘.ff’のファイルはfppによるプリプロセシングを必要とする固定ソース 形式のファイルとして解釈されます。 Unix系の場合、 末尾が‘.F90’または‘.F95’のファイルはfppによるプ リプロセシングを必要とする自由ソース形式のファイルとして、末尾が ‘.F’のファイルはfppによるプリプロセシングを必要とする固定ソース 形式のファイルとして解釈されます。 (Mac OS X系とWindows系の場合、ファイル名中の大文字、小文字の区別はありませ ん。)

拡張子の付かないファイル名が与えられた場合、nagforはまず‘.f95’ の付いたファイルを捜し、それが見つからなかった場合には‘.f90’の 付いたファイルを捜します。

モジュールやincludeファイルは現行のワーキングディレクトリ、または -I オプションで指定されたディレクトリ中に存在するものと仮定 されます。

nagforによって認識されないオプションはリンクフェーズ (cc, gcc, c89 or xlc)に引き渡されます。

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