Fortran Builder で 混合プログラミング(Fortran/C/C++)を行う

Fortran Builderには、Fortran、C、C++の混合プログラミングを簡単に始められるプロジェクトテンプレートが用意されています。

利用可能なテンプレート

  • Fortran から C を呼び出す例: 8種類
    • FortranからCを呼び出すハローワールド
    • 整数型スカラの変数と値を渡す
    • 整数型配列をCに渡す
    • 実数型配列をCに渡す
    • 文字型スカラをCに渡す
    • 文字型スカラのポインタをCから得る
    • Cの連結リストの生成と走査
    • 高度な連結リストの例
  • C から Fortran を呼び出す例: 5種類
    • CからFortranを呼び出すハローワールド
    • float 型(実数型)配列を Fortran に渡す
    • float 型(実数型)配列のポインタを Fortran に渡す
    • 文字列と整数型配列をFortranに渡す
    • 文字型ポインタの配列をFortranに渡す
  • Fortran と C++ の連携: 2種類
    • Fortran から C++ を呼び出すハローワールド
    • C++ から Fortran を呼び出すハローワールド

テンプレートの使用方法

  1. まず、「プロジェクトの作成」ダイアログを開きます(ファイル | 新規作成 | プロジェクト)
  2. 新規プロジェクト作成メニュー
  3. ダイアログが開きますので「プロジェクト名前」にプロジェクト名を入力します。
  4. プロジェクト名入力
  5. 「次へ」を押し、次の画面で「テンプレートを利用する」を選択します
  6. カテゴリから「C から Fortran を呼び出す例」や「Fortran から C を呼び出す例」を選択
  7. 適切なサンプルを選び、OKをクリック
  8. ここでは「Fortran から C を呼び出す例」に含まれる「整数型スカラの変数と値を渡す」を選択しました。

    テンプレート選択

混合プログラミングプロジェクト(この例ではFortranがメインで、Cがサブ)がロードされます。

テンプレートロード後

この例は主プログラムがFortranにあり、そこからCの関数「csifun」が呼び出されるものとなっています。

この状態でプロジェクトは、すぐにビルドと実行が可能です。尚、ビルドを飛ばして、直接「実行」としても、まずビルドが行われて実行が行われます。

実行メニュー

この例ではFortran側からCの関数を2回呼び出していますが、1回目は正しく呼出し、2回目は意図的にエラーとなる引数を渡しています。出力結果例もそれが正しく反映されています。

実行結果

このようにFortran Builderでは簡単に混合プログラミングを行う事が可能です。

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